Willie Nile - Sweet Jane
ルー・リード、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどのカヴァーされた曲の紹介です。
ニューヨークのシンガー・ソングライター、ウィリー・ナイルによるスウィート・ジェーンです。なかなか熱い演奏ですね。好き嫌いは別として、おそらく世間一般的なニューヨークのストリート・ロッカーのイメージはこれではないかと。これはこれで凄くアメリカを感じさせるカヴァーですね。
ウィリー・ナイルは1970年代からニューヨークで活動しているアーティストで、ブルース・スプリングスティーン、エリオット・マーフィーらの同世代と言えばわかりやすいでしょうか。ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドから続くアーティスティックで知的ないわゆるニューヨーク・パンクとは別の系譜ではあります。違いをうまく説明出来ないんですが、意外と真っ当でポジティヴな反骨精神の音楽というか、近所のちょっとカッコいい不良の兄貴というか・・・。だから、ルーの曲の中では邪悪さが薄い〈至極まともな曲〉スウィート・ジェーンを選ぶ訳ですね。