Lou Reed - Peggy Sue

1959年2月3日はバディ・ホリーの忌日。飛行機事故で、リッチー・ヴァレンス、ザ・ビッグ・ボッパーらと共に亡くなりました。22歳というのはあまりにも若過ぎますね。

2011年に発表されたバディ・ホリーのトリビュート・アルバムで、ルー・リードはペギー・スーをカヴァーしています。うーん・・・これはどうでしょう。ルーらしいと言えばその通りなんですが。

バディのオリジナル、そしてジョン・レノンによるカヴァーが素晴らし過ぎるので少々趣向を変えてアレンジしてみたところ、なんだかヘヴィなロックになってしまったって感じでしょうか。この時期のルー特有のブチブチと歪みまくったギター、そしてヴォーカルも当然、ガッツリと外し気味のルー節です。なんか、トゥモロー・ネヴァー・ノウズのようなテープの逆回転的なサイケデリック効果音が・・・と思ったらローリー・アンダーソンのヴァイオリンですかね。レコーディング・メンバーはこんな感じです。

なお、このトリビュートには多くのアーティストが参加していますが、ポール・マッカートニーやニック・ロウはいつも通りの自然体な感じで、パティ・スミスは彼女らしい深みのある解釈でカヴァー、グラハム・ナッシュも素晴らしい歌声で流石と感じさせてくれます。全体的にいいアルバムかと。原曲がいいんでしょうね。