The Roosterz - Femme Fatale
ルー・リード、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどのカヴァーされた曲の紹介です。
ザ・ルースターズによる宿命の女。これは傑作ですね。美しいギターアレンジと花田裕之の初々しいヴォーカルがマッチして素晴らしい出来です。曲のセレクトも含め、おそらく花田裕之のセンスだと思われますが、ルー・リードのコニーアイランド・ベイビーあたりのギター・アレンジを意識していたのではないかと勝手に想像しています。ただ、アルバム全体を通してエコー&ザ・バニーメンやサイケデリック・ファーズなどのポスト・パンクなニューウェーヴ・サウンドに影響されたのか、偏執狂的なまでのリヴァーヴ・エフェクトと煌びやかなギターが相まって独特な音に仕上がっています。アルバム自体も日本の音楽史上に残る名盤ですね。
動画は石井聰亙(岳龍)監督による映像作品、パラノイアック・ライヴの演奏。これはまたアレンジが違っていますがなかなかカッコいいです。